次に出店の可能性が高いトップスリーは…
「コスパの高い大容量商品や数々のオリジナル商品に加え、米国らしいエンターテーメント性を備えた店内が、特に若い世代に根強く支持されているようです」と魅力をこう説明するのは福島県いわき市の一級建築士で、長年都市計画行政に携わってきた、UrbanPoleShift代表取締役、満山 堅太郎さん(38)です。
満山さんは自治体職員だったとき、地元に誘致したい商業施設として、市民からたびたびコストコが挙げられたと話します。 都市計画を手掛ける会社を設立してからは、まちづくりについてのコラムを数多く執筆。その一つ「次はどこ? 『コストコ』の新規出店エリアを予測してみた」では出店最大の要件となる人口に着目して、出店の可能性が高い都市圏を予想し、トップ3に「岡山県南広域」、「新潟市、新発田市等」、「静岡市」を選んでいます。
中でも、満山さんは静岡市を「人口が減少しているものの市街化区域の人口密度が高く、中部地方の平均が約50人/haなのに対して約60人/haと、求心力が高いエリアです」と評価しています。
コストコはどの様に出店先を決めているのでしょうか。同社がHPで発表している出店エリアの出店条件は次の通りです。
1. 高所得層マーケット
2. 半径10キロメートルの人口が50万人以上
3. 企業が多い地域
4. 敷地面積 1万坪以上(ガスステーション用敷地を含む)
5. 建築面積 約4500坪以上
6. 用途地域=準工、商業、近隣商業(売り場面積1万平米超)
7. 駐車場収容台数、800台以上
8. 車のアクセスの良い物件
9. 購入・定期借地(40年以上)・建貸
