環境が変われば人も変わる「あのときの自分がすべてじゃないんだ」
近江:例えば中学に入ったり、高校に入ったりとか、そういった変化によって何か変わったりしたことはありますか?
春香:やっぱり変わりました、大きく。小学校にいたときは、もう目の前のことが辛かったので、もはやこの環境を抜け出すっていうことしか考えてなかったんですけども、いざ環境が変わってみれば、人からの見られ方も変わりますし、自分の気持ちも変わりますし、こんなにも人間って変われるんだって、あのときの自分がすべてじゃないんだなっていうふうに思いました。
近江:いま振り返ってみると、あのときの自分に何か伝えたいことや助言とかありますか?
春香:そうですね。逃げていいんだよっていう、そのひと言ですかね。いまの環境がすべてじゃないよっていうのはいってあげたいですね。逃げることは恥ずかしいことでもないし、逃げることによって、何か自分は弱いわけでもないよっていう、そうやって自分を守っているんだよって。だから、大丈夫だよっていってあげたいですね。
近江:春香さんがいままで嫌がらせなども受けてこられた中で、なんかもっとこういうふうに世の中がなったらいいなとか、こういう制度があったらいいなとかそういったことはありますか?