8月15日午前、静岡市の安倍川で竜巻が確認されました。市内では複数の竜巻が発生した可能性があり、付近では車が横転し、建物の屋根が吹き飛ばされる被害が確認されたほか、住宅街で停電が発生しています。
15日午前10時45分頃、静岡市の中心部を流れる安倍川で竜巻が下流から上流に向かって移動しているのが確認されました。



また、建物の屋根が吹き飛ばされたり、マンションの外壁タイルがはがれたりしたほか、西島と西脇の住宅街で最大2,000戸以上が停電するなどの被害が確認されています。






静岡地方気象台によりますと、静岡県内は台風7号の影響により、大気の状態が不安定で竜巻などの突風を発生させるような積乱雲があってもおかしくない状態だったということです。




気象台では午後2時半から現地調査を行い、安倍川を北上したのは竜巻だったと明らかにしました。一方、安倍川から離れた場所で被害が出ていて、複数の竜巻が発生した可能性があるとみられます。