静岡県内で2023年になって2人目となる「はしか」の患者が確認されました。国内で感染したとみられ、県が感染経路などを確認しています。
県によりますと、6月26日、西部保健所管内の医療機関から、はしかの感染が疑われる患者がいると連絡があり、遺伝子検査を実施したところ、はしかへの感染が確認されたということです。
患者は30代の男性で、6月20日に発熱していて、現在は自宅療養により快方に向かっています。男性は最近、海外渡航歴がなく、国内で感染したとみられています。
発症する1日前以降の接触者は全員特定されていて、不特定多数と接触する施設や公共交通機関の利用はないため、県はこの男性から感染が広がることは考えにくいとしています。
はしかは空気感染のほか、飛沫(ひまつ)や接触などでも感染することに加え、感染力が極めて強いため、県は早めに予防接種を受けるよう呼びかけています。