静岡県議会6月定例会が6月23日開会し、川勝知事は熱海土石流災害の行政対応をめぐり、県による再検証を行うと正式に表明しました。
県議会6月定例会に上程された補正予算案は一般会計で93億100万円で、中小企業などに対する電気料金の支援に24億円、宿泊事業者の人材確保の支援に2650万円などが計上され、即日可決されました。
また、熱海土石流災害の行政対応をめぐり、県議会の特別委員会が県が設置した第三者委員会の検証が不十分だとして検証のやり直しを求めたことについて、川勝知事は、再検証を行うと正式に表明しました。
<静岡県 川勝平太知事>
「砂防法や森林法などに関して、検証委員会において取り扱われていない、新たな視点に基づくご提言をいただいたことを重く受け止め、県として改めて検証を行い、その結果を速やかに県議会にご報告してまいります」
また、補正予算案には9月に予定されている伊豆山地区の警戒区域解除を見据え、被災者の住宅再建支援に2500万円が盛り込まれました。