静岡県熱海市の土石流の起点で崩れずに残った盛り土の撤去について熱海市は指導に応じない前の土地所有者に対して措置命令を前提とした文書を出したことが関係者への取材でわかりました。

熱海市伊豆山地区の土石流の起点となった現場には今も崩れずに残る盛り土がおよそ2万立方メートルあるとされていて、熱海市は3月末、盛り土の造成を申請した前の土地所有者に土砂の撤去などの計画を出すよう指導を行いました。

しかし、前の土地所有者は「回答までの期限が短すぎる」などと指導には応じておらず、熱海市はより強い措置命令を前提とした文書を出したことが関係者への取材で明らかになりました。

発出の可能性のある措置命令の内容は土砂の崩壊や流出による災害を防止するための安全対策を求めるもので、その計画を6月末までに提出するよう通知します。

今回の文書では前の土地所有者に対して弁明の機会を与えるとしていますが、SBSの取材に対して「2011年の土地の売却後、熱海市は現在の所有者に指導してきたのに自分に措置命令を出すのは違うと思う」と答えていて、このまま進めば熱海市は措置命令を発出することになります。