■「自分にその山を登る力があるのか」

安全な登山のために何が必要でしょうか。實川さんは力強く語りました。

<實川欣伸さん(83)>
「やっぱり『登る山を知る』ということではないでしょうか。自分にはその山に登るだけの体力や技術、知識があるのか。そのコースや所要時間がどれくらいかかるのかを把握することが一番大切だと思います」

「山を知る」だけではなく、「自分を知る」。

その両方があって初めて、安全な登山につながります。

「自分には本当に登れるのか」―

山に向かう前に、まず自分自身に問いかけること。

それが、山を「恐れ敬う」ことの第一歩なのかもしれません。