2025年9月に発生した国内最大級の竜巻被害から2026年9月5日で1年が経つのを前に、もっとも被害の大きかった静岡県牧之原市は復旧に向けた現在の状況をまとめて公表しました。

2025年9月、静岡県の牧之原市から吉田町を襲った竜巻は、風速約75メートルを記録し甚大な被害を及ぼしました。

牧之原市のまとめによりますと、市内での人的被害は骨折やガラスによる裂傷などの重傷者が14人、軽傷者が64人でした。また、市内の住宅被害は1350棟で、このうち全壊は73棟、大規模半壊は47棟でした。

被災者に代わって、自治体が業者へ解体を委託する公費解体については、8月27日現在、申請が受理されたのは27件、そのうち工事に着手できたのは17件で、いまだ10件に着手できていないということです。

また、70世帯が民間の住宅を借り上げる、いわゆる「みなし仮設」で生活を続けているということです。

<牧之原市 杉本基久雄市長>
「現在の復興状況は、被災された皆様への見守り支援と生活再建支援策の申請状況などを踏まえ、6割を超えた程度であると認識しております。復興は着実に前進している一方、依然として課題は残されております」

今回の竜巻災害で被災した1350世帯のうち、市外に転出した人は、2026年7月末時点で、110人いるということです。

一方、竜巻による牧之原市内の農業用ハウスの被害は230棟、農作物を含む農業全体の被害は総額で約10億6200万円にのぼるとしています。