静岡市駿河区に住む70代の女性が、郵便局員や検察官などを名乗る人物から電話で「口座を凍結する」などとうその説明を受け、現金1900万円をだまし取られる特殊詐欺事件がありました。

詐欺の被害に遭ったのは、静岡市駿河区に住む無職の70代の女性です。

警察によりますと、女性は2026年6月中旬、郵便局員を名乗る人物からスマートフォンに海外の電話番号を使って「あなた宛ての荷物の中に薬物が入っていた。検事につなぎます」などと言われました。

その後、検察官を名乗る者から「逮捕した男があなたから口座を買ったと話しているため、口座を凍結する」「特定調査を受けるには保証人が必要」「新しく携帯を購入して銀行の口座を開設する必要がある」などと連絡を受けました。

女性は相手の指示に従って新しいスマートフォンを購入するとともに、新たな銀行口座を開設して入金。さらに、購入したスマートフォンを相手に遠隔操作され、別の口座への送金を指示されたということです。

その結果、女性は6月下旬までの間、複数回にわたって現金計1900万円を振り込み、だまし取られました。

その後、相手と連絡がつかなくなったため、女性が検察庁へ直接問い合わせたところ、詐欺に遭っていることに気付き、8月1日に警察へ相談したことで被害が発覚しました。

警察は詐欺事件として捜査を進め、「検察や警察から銀行口座を開設するよう要請することはありません」と注意を呼び掛けています。