LINEとXでは、働きが違う
ただし三宅名誉教授は知り合いどうしでやり取りするLINEと、知らない大勢に投稿が広がっていくXのようなSNSは、分けて考える必要があると指摘します。
LINEなど知り合いどうしのやり取りでは、ニセ方言は親しさを伝え、コミュニケーションを円滑にする道具として働きます。今回の調査が示したのは、この場面です。
一方、Xのように公開性が強い場へのリプライについては(知り合いどうしのやり取りも混ざるため一概には言えないが)こう説明します。公開の場だからこそ、その場の雰囲気や自分の主張を和らげる必要が生まれる。ニセ方言を自由に使う者どうしという仲間意識でつながれば、話題も弾む。そして、主張のぶつかり合いが危険なやり取りへ発展していくのを避ける――。そうした機能が出てくる可能性がニセ関西弁にはある、というのです。







