20代の男性を特殊詐欺の「架け子」として働かせる目的でだまして海外に移送したとして、静岡県内に住む男4人が逮捕されました。
2026年1月15日、所在国外移送略取と誘拐の疑いで逮捕されたのは、静岡県富士宮市外神の無職の男(25)、富士市比奈の解体工の男(23)、富士宮市万野原新田の会社員の男(29)、静岡市葵区鷹匠のアルバイト配送員の男(25)の4人です。
警察によりますと、男4人は共謀の上、2024年半ば頃、県内に住む20代の男性に対し、海外で特殊詐欺の架け子をさせる目的で「1年間架け子をやれば1000万円稼げる」などと誘ったうえ、「もう上に話を通しているんだから断れないぞ」などと脅迫し、2025年1月頃、男性を県内から羽田空港まで連れ去り、東南アジアへ移送した疑いが持たれています。
移送先は「ラオス及びその周辺の東南アジア」とみられていて、被害者の男性はすでに帰国し、現在は国内にいるということです。
逮捕された4人は知人関係で、被害者とも一部で面識があり、県内で起きた特殊詐欺事件の捜査を進める中で今回の容疑者が浮上。4人はリクルーターや誘拐を担当していたとみられています。
警察によりますと、特殊詐欺に関連して所在国外移送略取・誘拐の罪名で検挙するのは、静岡県内では初めてだということです。
警察は、事件の背後に「トクリュウ」(匿名・流動型犯罪グループ)や、海外を拠点とする犯罪組織が関与している可能性があるとみて、慎重に捜査を進めています。







