テーマとなるさまざまな「UBAU」
続いて戦術面(タクティクス)です。自分の中で大事にすること、先ほど大迫さんからもありましたけども、全てアクションの動きをしていきます。英語であえて書きます「UBAU(奪う)」。これが一つのテーマだと思います。じゃあ何を「UBAU」のか。
1つ目「ボールを奪う」。アクションの守備をします。引いて守って相手のミスを誘うようなプレーというのはしたくありません。今はアクションの守備、積極的にボールを奪いに行く守備というのをします。最終ラインをコンパクトにして、前線からハイプレスしてボールを奪うショートカウンター。これも一つの策だと思います。
次「ゴールを奪う」。サッカーの醍醐味(だいごみ)ですよね。勝ち点を奪うためにも、ゴールを奪う。じゃあ、そのためには相手からボールを奪ってしっかりとゴールに結びつけられるようなプレーというのを積極的にします。これまで須藤大輔前監督が積み上げてきたボールを握るスタイルもそうです。
ではいい試合をした、アタッキングサードに入った時に唯一できなかったところ、課題の一つでもある「ゴールを奪う」ことですね。ここに対してしっかりと準備していきます。自分のアイデアもそうですし、自分が連れてきた杉浦コーチ、ここのノウハウを含めてしっかりと選手たちに落とし込みます。
「勝ち点を奪う」こと。いい試合をして勝ち点を奪えない試合というのをここまでたくさん見てきました。ここまでの藤枝MYFCの試合というのは、そういう試合が多かったと思います。これからは選手に対して、チームに対して勝者のメンタリティーを植え付けるために勝ち点を奪う試合をします。
厳しい試合、難しい試合は年間通してあると思いますけれども、「この試合難しかった、でもふたを開けたら勝ち点を取れていた」、そういう試合をしていきます。最後「ファンのハートを奪う」。この試合を観に来たファン・サポーターの方々がもう一度試合を見に行きたいという、そういう試合をします。
週末の試合に対して、藤枝MYFCの試合を観に行きたい、あの監督を見に行きたい。あの選手を見に行きたい。藤枝のサッカーを見に行きたい。そう思ってもらえるようにハートを奪う。そういうサッカーをします。







