陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地は9月30日、部下の隊員を指導中に暴行した40代の幹部自衛官を懲戒処分にしました。

停職1日の懲戒処分を受けたのは、普通科教導連隊に所属する40代の2等陸尉です。

滝ヶ原駐屯地広報によりますと、2等陸尉は2020年10月頃、滝ヶ原駐屯地内での執務中、部下隊員を指導する際、迷彩柄の作業帽子で部下の頭を複数回叩く暴行を加えました。

2021年2月に部下の隊員が部隊に報告しました。2等陸尉は「指導中に部下の態度が悪かったため手を出してしまった」と話しているということです。

所属隊員の懲戒処分について、普通科教導連隊長の山口勝1等陸佐は「この度の事案は、本人の自覚の欠如によるものであり、判明した事案に基づき厳正に対処いたしました。引き続き、隊員指導の徹底を図って参ります」とコメントしています。