静岡県富士市に匿名の市民から、市の防災事業や子どもたちの英語教育の充実のために使ってほしいと、金とプラチナの延べ棒、合わせて33キログラム、約4億9000万円相当の寄付が寄せられました。

<富士市財政部財政課 鈴木健二朗課長>
「実物を見た時にびっくりしたのと、大きさに比べてかなり重量がありますので、かなりの驚きを感じました」

富士市に住む市民から市に寄付されたのは、金地金45本約24キログラムと、プラチナ地金13本、9キログラムの合わせて4億9千万円相当です。(2025年9月1日での時価)

富士市では、寄付した人が防災事業、育英奨学、国際交流(英語教育充実)、新病院建設の4つの項目への活用を望んでいることから、一括して一般競争入札を実施して売却し、市のために活用することにしました。

<富士市財政部財政課 鈴木健二朗課長>
「市の発展のために多大な寄付をいただいたことに感謝申し上げます。驚きとともに感謝しかありませんので、その思いをしっかりと受け止めて、市の発展に活用していきたいと思います」

市では、10月6日まで入札の申込を受け付けるということです。