静岡市は子育て支援センターのイベントや講座について、新たなWEB予約サービスの実証実験を始めました。子育て中の親たちが利用しやすい仕組みづくりが広がっています。
静岡市の子育て支援センター小百合で行われたのは、手形や足型をとって祖父母への手紙を作るイベントです。静岡市内には子育て支援センターが21か所あり、就学前の子どもと保護者を対象にした講座やイベントを開催しています。
<母親>
「同じ年代の子たちで集まっているので、安心して。声かけあいながらできるところがいい」
<父親>
「これ作ったよ!って。じゃじゃーん。情報聞いたり、息抜きにもなるなって思うので、こういう場を提供いただけるのはありがたい」
子育て世代の貴重な交流の場ですが、課題もありました。
<静岡市こども未来課 杉山欣和主査>
「イベントの予約が実際に来所していただいて対面予約と電話での予約になっていたので、24時間予約できるWEBサービスの導入は1つの課題になっていました」
そこで、市が始めたのは新たなWEB予約サービス「ジモイク」の実証実験です。月ごとや、支援センターごとにイベントの情報が掲載されていて、24時間どこからでも予約することができます。
<母親>
「行きたいってなった時にすぐ予約できるので、サイトになってからの方が来やすくなった、利用しやすいので良くなった」
<母親>
「今まで電話とか、ここに来てからの申し込みだと、子どもが泣いちゃうと申し込みどころじゃなくなっていたので、泣いても落ち着いて申し込みできるので良かった。これからもいろんな講座に行きたいです」
親はもちろん支援センターにとっても電話受け付けなどの負担が減り、イベントの参加率は向上しているといいます。
<子育て支援センター小百合 内野加奈子さん>
「新規の方がやっぱり多くなったなという印象。あと、駿河区や清水区とか他の支援センターを利用しているんだけど、ジモイクをみてイベントに参加しようかなという方も来ていただけている」
市では、2025年11月末まで実証実験を行い、利用者へのアンケートなどを通じて本格導入について検証していく方針です。