静岡県は9月2日、県に無許可で盛り土を造成したとして、富士市の土木業を営む男性に対し、是正を求める措置命令を出しました。
県が措置命令を出したのは富士市境の土木業を営む男性で、盛り土は富士市比奈に造成された合わせて6500立方メートルです。
県によりますと、2024年8月、地元住民から県が設置している盛り土110番に通報がありました。当時は県の盛土規制条例の適用外で、県が複数回にわたり条例順守を求めてきましたが、その後も盛り土が造成され続けたため、県は2025年9月2日、県の盛土条例に基づき、条例に抵触しない規模に是正することや土砂の撤去計画の提出を求める措置命令を出しました。
県は、計画書の提出期限を9月16日までに、土砂の撤去工事を10月14日までに着手、2026年11月17日までに完了するように求めています。
県によりますと、業者などは是正する意思を示しているということです。また、土砂から有害物質は確認されておらず、近くに民家や道路はなく危険性は低いとしています。