全国の茶産地について2025年の一番茶の生産量が発表され、これまで全国1位だった静岡県は鹿児島県に抜かれて初めて2位となりました。

農林水産省は、8月19日に全国の主な茶産地の2025年の一番茶について製品として仕上げる前の「荒茶」の生産量を発表しました。静岡県は8120トンで、2024年より19%減少した一方、鹿児島県は8440トンとなりました。

これにより、1991年の統計開始以来初めて静岡県は鹿児島県に抜かれて全国2位となりました。

農林水産省は、静岡県では高齢化が進み廃業する茶農家が増加して生産量が減少したことが要因だと分析しています。また、鹿児島県は面積あたりの茶葉の収穫量が多いことに加え、晴れが多く、適度に雨が降り生育が順調に進んだということです。

静岡県は、2024年の1年間の荒茶生産量でも鹿児島県に抜かれて2位となっています。