いよいよ、佳境を迎えるJリーグ。愛するクラブを支えるサポーターの中には、「選手と思いをひとつに」と、シーズンごとにユニホームを購入している人も多いはずだ。

ところで、シーズンが終わると、思い入れがたっぷり詰まった一着はどうするのだろうか。部屋に飾って眺めたり、タンスの中に大切に保管したり。でも、せっかくなら、ファッションとして普段着使いをしてみたら。そんなアイデアを提案するのは、都内の大学を中心とした学生団体「Sircle(シャクル)」だ。12月14日、都内でユニホームをテーマにしたファッションショーを開催する。

シャクルは「サッカーの力を社会のために活かす」「サッカーの可能性を示す」を掲げ、社会貢献活動に取り組んでいる団体。これまでも、JリーグやJFLのクラブと連携し、ウォーキングサッカー(歩くサッカー)大会や、ホームタウンの商店街でのイベントを企画・運営などを手掛けてきた。

「オリジナル10」をはじめJリーグ初期のユニホームの数々

今回は、ユニホームに着目。「服」としての可能性、普段着としての着こなしを提案することで、サッカーをもっと身近に、サッカーが日常に溶け込むようになって欲しい、と企画。もちろん、ユニホームを1シーズンで終わらせない、タンスに眠らせておかずに、新たな命を吹き込むという、サステナブルな面も持ち合わせているという。

ファッションショーでは、普段着のコーディネートを紹介するとともに、一部破れたり、汚れてしまったり、小さくなってしまったユニホームにリメイクを施す。リメイクは東京家政大学の服飾デザイン系の学生が担当。中には、襟周りにフリルが付いたものもあるという。