「ここでやるのか」秋田での衝撃
Q.フランスワールドカップに日本代表に選ばれて、J3にも行かれて、すべてのカテゴリーを経験されたが、このキャリアをどう振り返るか。
伊東選手:J1でやっている頃はピッチやクラブハウスなおど。非常に恵まれた環境でプレーさせてもらったし、J2、J3ではよりタフな環境でやることになったし、長野であったり、秋田など雪があるところでは「こんな感じでやらなきゃいけないんだ」みたいなのを体験して、本当にいい経験になったというか、ただ、どのカテゴリーにいっても、やっぱりサッカーを好きだ、愛している方たちがたくさんいて、それを支えてくれているファンの方がたくさんいて、ずっと僕はプレーを続けられて幸せだったってこと。
Q.これはやっぱり、すごかったなっていう経験は。
伊東選手:僕が一番驚いたのは秋田に行ったとき。雪があって、プレシーズンの頃だと思うんすけど、一応練習場の住所を送られてきて行ってみると、港みたいなところで、こんなとこにあるのかと思っていたら、音が漏れてくるんですよ。倉庫みたいとこ、そこを覗いたらそこでトレーニングをやっていた。「ここでやるのか」って思って。本当狭いからグループを二つに分けたりとか、工夫してやったりしたんですけど、あれが一番驚いたかもしれない。それはそれで楽しかったですよ。
Q.次の若い世代、教えていきたいなとか希望みたいなものはあるか。
伊東選手:そこまでもわからないというか、そんな今の時点では、決めてないっていうか、ただサッカー好きなんで、サッカーに関する何かをしたいとは思ってるんですけど、自分の中でまだはっきりしてないです。
Q.もしもう一度戻れたら、これをやってみたいとか、このプレーを選択したかったとかはあるか
伊東選手:いや、そう別ないですね。過去のいいも悪いもいろいろ全部ひっくるめて、今があると思うんで特別何かとはないですね。
Q.自分で感じる、サッカー選手としての「伊東テル」らしさは。
伊東選手:柔軟性があるとこじゃないかなと思います。
Q.サッカープロ生活で一番うれしかったことは。
伊東選手:こんな僕のために、こんなたくさんの方が集まってうれしいですね。
Q.逆に悔しかったことは。
伊東選手:試合に負ければ悔しいし、勝った試合でも、自分なりに納得がいかないことが多ければ、それはそれで悔しいし。










