7月29日、静岡県内で新たに5523人が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。連日、感染者5000人を超える中、静岡県は初めて「医療ひっ迫警報」を発表しました。
新たな感染者5523人を自治体別にみますと、静岡市で1170人、浜松市で1045人、富士市が479人、沼津市で304人などとなっています。新たに3人の死亡が確認されています。
<鈴木宏幸 静岡県感染症対策担当部長>
「かつてないほどの危機で助けられる命が助けられなくなるかも。医療ひっ迫警報を出します」
新型コロナ患者の急増を受けて、静岡県は初めて「医療ひっ迫警報」を発表しました。感染の拡大に合わせて静岡県内の病床使用率は急上昇。春先の第6波のピークを超え、静岡県内全体で70.3%、特に中部では77.5%と危険な状況です。
静岡県は、すでに適切な医療が提供できなくなってきているとして、ワクチンの接種や適切な受診のお願いなどを呼びかけています。
<鈴木宏幸 静岡県感染症対策担当部長>
「静岡県としては一律の行動制限はお願いしない。いま一度感染対策見直してほしい」
実際に静岡県内の医療機関はかなり厳しい状況に追い込まれつつあります。