静岡県内では、例年の流行期ではない今の時期にインフルエンザの感染が急拡大しています。県内では26の小中学校や高校で学級閉鎖などが相次いでいます。

県によりますと、インフルエンザの流行期は例年12月から3月頃とされていますが、9月3日までの1週間に1医療機関あたりで確認された感染者数は2.19人で、前の週の1.44人から増加しています。
県のまとめでは、9月11日時点で小学校20校、中学校5校、高校1校のあわせて26校で学年閉鎖や学級閉鎖が相次いでいるということです。
また、1日に26校が確認されたのは、記録が残る2012年以降9月では過去最多だとしています。
県は新型コロナの感染対策でそのほかの感染症が流行しなかったことで免疫力が下がり、インフルエンザの感染拡大につながっているとみています。