7月22日、静岡県内の新型コロナウイルスの新規感染者は5890人でした。1日あたりの感染者が3日連続で1000人単位で増えたことになり、これまでにないペースの感染拡大です。
5890人の感染者を自治体別にみますと、静岡市1206人、浜松市1122人、磐田市726人、掛川市395人などとなっています。基礎疾患のある高齢者3人の死亡が報告されています。1日あたりの感染者数は3日連続で1000人単位で増え、わずか2週間で5倍以上となりました。
コロナ患者用の病床使用率は静岡県全体で62.4%で、県中部では70%に迫ろうとしています。自宅で療養している人は2万人を超えました。
<静岡県健康福祉部 後藤幹生参事>
「これ以上の感染拡大は確実に静岡の医療と社会の停滞とひっ迫を招くと心配しています」
感染急拡大の影響で多忙を極めているのが、静岡県内の保健所と医療機関です。特に、人手の少ない土日や夜間の救急医療のひっ迫度合いは深刻で、静岡県は、「感染が心配される場合でも風邪の症状だけなら救急外来は受診せずに平日の日中を待って受診してほしい」と呼びかけています。