試験直前は「できている」の確認の時間

【試験直前にやっておきたいこと、避けたいこと】

試験直前は、とにかく「自身を高める」ことに振り切った方がいいと思います。具体的に何をすべきかというと、自分の実力で「ちゃんと解ける問題を解く」ことが大事です。

秀英予備校 三関純さん

試験直前になって、慌てて難しい問題に手を出し始めるとかは危険。新しい問題よりも、今まで解いてきた問題集やテキストの中で、「もうちょっとで解けたのに惜しかったな」というところをしっかり潰しておく。

もうちょっと、頑張れば(点数が)取れる、または無理なく解ける問題でたくさん正解し、「よしよし、できている、できている」という最終確認をたくさんやった方がいいと思います。

「残り10分」で焦らないために

【過去問の使い方】

過去問題集は試験の傾向を知ることはもちろん、どのぐらいの問題に、どのぐらい時間かけていいのか、時間配分を確認するのに有効です。時間配分は最後の戦略。過去問をさかのぼって問題の配置を知ること。例えば、試験開始から30分経ったときに、自分は何番を解いているか、「家でやっていたら、ここまで終わっていたのに、本番ではここまでしか解けていないぞ」ってなったら、焦りますよね。

特に注意しておきたいのが、試験残り10分。なぜかというと試験会場で「あと10分です」とコールがかかるからです(※編集部注:静岡県の場合です)

「あと10分」って言われるとビクッとしてしまうじゃないですか。しかも「残り10分で解ける量じゃないぞ」となったら、そこから頭が回らなくなったりします。過去問題を解くとき、残り10分でどの問題にいるべきかを知っておく、自分の目安を知っておくのは、意味のあることだと思います。