長野市の善光寺や周辺の酒蔵などを舞台に、絵画や映像など多様なアートを展示する初めてのイベントが開かれています。
善光寺の本堂近くにある大勧進。
大広間に置かれているのは、蓮の花を幻想的に描いた長野市の画家・小山利枝子(こやま・りえこ)さんの大作6点です。
「祈りと命の象徴」として蓮をテーマに選びました。

画家 小山利枝子さん:
「不思議な力で皆さんを包み込むような『場の力』によって絵の魅力が数段アップしているような気がして 作家としては非常に嬉しいです」
善光寺周辺の6つの施設で、多様なアート作品を展示する「もんぜん千年祭」。
暗い酒蔵に浮かんでいるのは、針金と段ボールで作られた立体作品です。

窓がないのに風に揺らぐような動きをするのは、コンピュータ制御によるもので、作者は「天然知能」を研究する科学者です。
作品を制作した郡司ペギオ幸夫さん(早稲田大学基幹理工学部教授):
「理論の実践ということで(創作を)始めたんですけど(今回は)人でもない虫でもない 痕跡のようなものができました」

一部の宿坊も会場になっています。
釘などを使わずに展示するため、複数の絵画を組み合わせて屏風のように仕立てたり、棒に作品を留めて幟(のぼり)のように立てかけたりと工夫を凝らしました。

美術家 ナカムラジンさん(御代田町在住):
「現代の作家が自分の好きな仏像をデザインしなおして『門前の小僧』として描いている、そういう仏像の姿も楽しんでもらえたら」

初開催のイベントには、5日間で2500人以上が訪れています。
もんぜん千年芸術祭実行委員会 事務局長 石川利江さん:
「善光寺という歴史性や門前として発達してきた地域の特別な文化性 そういう『場の力』とアートの力が相乗的に見せられる場所が 門前にはたくさんあるのではないかと思う」
「もんぜん千年祭」は一部を除き13日まで開かれています。












