県内で2023年に発生した山岳遭難は302件と過去最多で、中高年を中心に体力や経験不足による遭難が増える傾向にあります。

県警によりますと2023年の山岳遭難件数は前の年より18件多い302件、遭難者は22人多い332人で件数、人数とも統計が残る1954年以降、最多となりました。

遭難による死者・行方不明者はあわせて40人、けがをした人は160人でした。

遭難の7割近くは7月から10月に起きていて、去年は天候が安定していたことや新型コロナの5類引き下げで登山者が増えたことが増加につながったと見られます。

また、60代以上の遭難者は145人と全体の4割余りで、県警は「体力や準備、経験不足による遭難が増えてきている」としています。

遭難の原因は転落や滑落がおよそ3割と最も多く、次いで転倒、疲労などでした。

一方、12月29日から1月3日までの年末年始の山岳遭難は1件にとどまり、県警は「天候の悪化を見越して入山をやめるなど登山者が少なかったことが影響したのでは」と分析しています。