長野県内は「収穫の秋」を迎えていますが、農家の頭を悩ませているのが人手不足です。
そうした中、旅行をしながら農業の手伝いをするというユニークな取り組みが行われています。
「どこまで残すかが難しい」
中野市のリンゴ園で「ふじ」の葉摘みをする3人の女性。

旅をしながら農業を手伝う、その名も「おてつたび」に参加するため、首都圏から訪れています。
東京都から参加した柴悠里さん:
「音がすごくいいんですよ(葉を)むくときの、このパリパリって音とか ここから作業しているときの山の景色がすごくきれいで、そういうのを見ながら作業していると幸福感でしかなくて…」

「おてつたび」は、人手が足りない農家と農業を体験してみたいという人をマッチングしようと、都内の会社が始めたサービス。
参加者は観光を楽しみながら農作業を手伝い、報酬をもらえる仕組みです。

千葉県から参加した田邉夏帆さん:
「一番いいところを体験させてもらえて、仲良くなれていろいろ教えてもらえてというのは、すごく貴重な経験で心が潤うと思います」
埼玉県から参加した林美有さん:
「観光地に行くより直接住んでいる人の話を聞いたり その土地に暮らしている人がどんな生活をしているのか、どんな仕事をしているのかそういうのを知る方が楽しいなと思う」
中野市での農作業体験は、市も協力していて、市は、地域の魅力を知ってもらい、移住の促進にもつなげていきたいとしています。