長野県内で、身体的機能や認知機能の低下が懸念される65歳以上の女性の割合が増え、2022年度の調査では3割余りに上ったことが分かりました。
県は、3年に1回行っている健康・栄養調査について、2022年10月から年末までの速報値を公表しました。
それによりますと、65歳以上の女性で、肥満度を示すBMIが20以下の人の割合は、調査の度に増え、2022年は36.0%と、12年前・2010年の16.5%から倍増しました。
BMIが20以下の高齢者は「低栄養傾向」と定義され、身体的機能や認知機能の低下や、寝たきりなどが懸念されています。
県では、元気で健康に生活するためにも十分な体力が必要として、今後の動向に注意したいと話しています。