軽井沢町で初となるワイナリーが誕生し、寒さが厳しい町内でワインを作る取り組みがスタートしました。

かつての教会で、保育園だった建物を活用し、9日にオープンしたのは軽井沢アンワイナリーです。


代表 松村清美(まつむらきよみ)さん:
「軽井沢産のブドウで作る100%の軽井沢ワインを目指すと決意いたしました」

代表の松村清美さんは、2001年に埼玉県から軽井沢に移住し、2015年から小諸市でブドウ栽培を始めました。

3年後、小諸駅の近くに1軒目のワイナリーを開き、自社でワインやシードルを醸造して販売しています。


生産量が増えたことから新たな施設を探していたところ、息子が通っていた保育園のことを思い出し、2軒目のワイナリーを作ることを決めたということです。

軽井沢町ではおよそ140年前に、実業家がワイン作りに挑戦しましたが、厳しい寒さでブドウが育たず断念。


松村さんは、その志を引継ぎ、今年4月から敷地内で寒さに強い品種のブドウ栽培を始めていて、2027年には軽井沢産100%のワインを完成させたいと話しています。