8人が犠牲となった岡谷市の土石流災害から17年たった19日、市の関係者が現場を訪れ、犠牲者を追悼しました。

岡谷市の今井竜五(りゅうご)市長と市の職員などは19日朝、市内2か所の災害現場に立つ「土砂災害伝承之碑(でんしょうのひ)」を訪れ、犠牲者に黙とうを捧げました。

2006年7月19日に発生した豪雨災害では、岡谷市の湊(みなと)地区や川岸地区などで土石流が発生し、8人が死亡したほか多くの建物が被害を受けました。

■今井竜五岡谷市長
「災害は繰り返し起きるということを前提に、市民と行政が一体となって災害に強い安全安心な街づくりをさらに推進していきたい」

岡谷市では2021年8月にも川岸地区で土石流が民家を直撃し、親子3人が犠牲になる豪雨災害が起きています。

急峻な沢が多い岡谷市では、県も砂防えん堤の建設を進めていて、2006年の災害時に4基しかなかった砂防えん堤は、これまでに42基が完成。

さらに3基の建設が計画されています。