長野県阿智村の中央道で、高速道路の上を渡る跨道橋(こどうきょう)を撤去する大規模な工事が11日朝まで行われています。

撤去工事が行われているのは、中央道の飯田山本インターと園原(そのはら)インターの間の伏谷(ふせや)跨道橋で、9日未明、ネクスコ中日本が現場を公開しました。
地方自治体が管理する高速道路上の跨道橋は各地で老朽化が進み、今後の維持管理や更新費用の増加が懸念されていて、ネクスコが撤去を支援しています。

1973年に建設された伏谷跨道橋は阿智村が管理し、現在は使われず老朽化が進んだことから撤去が決まりました。
高速道路を通行止めにして取り組む大がかりな工事。

9日は550トン級の大型クレーン2台で橋を吊り、ワイヤーで3か所を切断。
1ブロックで66トンを超えるコンクリートがトレーラーに積み込まれました。
6日には、静岡市の国道1号線のバイパス工事現場で橋げたが落下して8人が死傷する事故が起きたばかりとあって、現場には緊張感も漂っていました。

夜間の撤去工事は11日朝までの予定で、飯田山本インターと中津川インターの間は、10日の夜9時から11日朝7時まで通行止めとなります。












