2014年に死者・行方不明者63人を出した御嶽山の噴火災害の写真展が開かれています。
長野市の県立美術館で開かれている写真展。
御嶽山噴火災害の被害と教訓を後世に伝えようと、被災者の家族などで作る「山びこの会」が開いたものです。
展示されているのは、遺族や被災者から集めた噴火直後の様子を収めた写真などおよそ100点。
登山者の目の前に噴煙が広がる写真は、噴火の規模の大きさを物語ります。
こちらは2022年9月、行方不明者を探すために行われた捜索登山の写真。
ストックや帽子など新たな遺品が見つかったといいます。
会場には、20点余りの遺品も展示されています。
へこんだマグカップや火山灰を被ったメガネが、噴火の恐ろしさを伝えています。
■「山びこの会」事務局シャーロック英子(ひでこ)代表 「こういう写真展を開くことによってあの日御嶽山で何があったのか、どんな災害だったのか、改めて皆さんに知っていただきたい」
写真展は16日まで開かれています。