ふるさと納税が簡単にできる自動販売機が、長野県内で初めて飯山市にお目見えしました。

飯山市の道の駅「花の駅千曲川」に設置された自動販売機。

特産のコメや地酒、道の駅に併設するカフェの利用券など、4000円から3万4000円までの返礼品9種類をそろえています。
希望する返礼品を選んだら名前と住所を入力。

クレジットカードで「寄付」すると、引換券のレシートが出てきます。


そのレシートを持ってサービスカウンターへ。


■伊藤記者「引換券を持ってサービスカウンターへ持っていくと・・・」「返礼品のコメがその場で受け取れました」

確定申告などの手続きをとれば、飯山市に住民票がある人以外は、条件を満たせば2000円を超える部分の住民税や所得税が控除に。

実質2000円で返礼品を受け取ることができます。
■飯山市・伊東ゆかり副市長「今後は旅館の宿泊券やスキーのリフト券など、若い方から年配の方まで利用できるものがバランスよくあればいいと思う」


飯山市によりますと、県内では初めてという「ふるさと納税」の自動販売機は、あさって(28日)から稼働します。

地元で生産するパソコンや農産物などの返礼品が人気で、一昨年度(2021年度)の納税額は県内5位の12億円余りを誇る飯山市の「ふるさと納税」。
新型コロナの規制が緩和され、観光客が戻りつつあるなか、関係者は自動販売機の導入でさらなる税収アップに期待しています。