劇的な試合となったWBCの準決勝。
侍ジャパンは21日午前にメキシコと対戦し、5対6のサヨナラ勝ちで決勝進出を決めました。
中野市出身の牧秀悟(まき・しゅうご)選手は代打で出場し、県内からも「熱~い」場所から熱いエールが送られました。

世界一奪還まであと2勝に迫った侍ジャパン。
決勝進出をかけ、メキシコとの一戦に臨みました。


長野市内の日帰り温泉では試合に合わせて2時間半、営業時間を早めました。


訪れた人はテレビが設置されている露天風呂や食事スペースで試合を観戦。

熱~いサウナからもエールが送られました。


(期待するのは?)「大谷選手の一発じゃないですか?やっぱり…気を抜けない展開になるのが楽しみ」
「温泉入ってサウナ入ってビール飲んで、もう最高です!最後まで応援します」

先発のマウンドを託されたのは、令和の怪物・佐々木朗希。

160キロを超える剛速球に、ブレーキの効くフォークを織り交ぜながら打ち取り、序盤は拮抗した投手戦となります。

しかし、中盤の4回。

ツーアウト1、2塁のピンチを招くと・・・。

スリーランホームランを浴び、メキシコに3点を先制されます。


追いつきたい侍ジャパンは5回。

1アウト1、2塁のチャンスを作ると、中野市出身の牧秀悟が代打に送られます。

しかしショートゴロに倒れ、ランナーを返すことができません。

1点が遠い日本は7回。
2アウト1、2塁でバッターは4番吉田!

ライトスタンドに飛び込む、起死回生のスリーランホームランで同点に追いつきます。


その後、8回に勝ち越しを許した日本は1点を追う9回。

先頭の大谷がツーベースヒットで出塁しノーアウト1、2塁のサヨナラのチャンスを作ると、ここまで3三振の5番村上に回ります。

日本中の期待が若き主砲のバットに託されました。

ワンボールワンストライクで迎えた3球目、打球はセンターを越えて、劇的なサヨナラ2点タイムリーツーベースヒットに!


5対6でメキシコとの激闘を制し、決勝進出を決めました。

(勝利を見届けて…)「温泉でも温まって、試合でも温まった感じで、あしたからまた頑張れそうでよかった」「試合前から村上絶対打つ!と思っていて、打ってくれたので本当に良かったです」「世界一奪還するぞ!オー!」「がんばれニッポン!」

決勝は日本時間の22日午前8時から。

世界一の座をかけて、アメリカと対戦します!