高齢者の孤立を防ぐため、長野県と宅配事業者が見守り活動などを行う連携協定を結びました。


県と地域の見守り活動に関する協定を結んだのは箕輪町に本社を置き、牛乳などの宅配事業をてがけるマルエーです。

高齢者の孤立を防ぐため、県はこれまで電気やガスなど33の民間事業者と協定を結んでいて、業務で高齢者の家を訪問した際、異変があった場合には各市町村に連絡。

市町村は地域の民生委員などと連携し必要な支援につなげています。

協定を結んだマルエーは県内10カ所に拠点があり、2万5000軒余りの家庭に宅配していますが、利用者のおよそ7割が高齢者ということもあり日常的に見守りを心がけていると言います。

マルエーの栗原(くりはら)勇雄(いさお)専務は「人との接触が宅配員しかいない高齢者もいる、協定を機に、より見守り活動に力を入れていきたい」と話していました。