土砂災害の仕組みを学んで備えてもらおうと、長野県泰阜村で小中学生と地域住民を対象にした防災学習会が開かれました。

泰阜中学校の体育館で行われている学習会は、県飯田建設事務所が開いたもので、午前中は小中学生合わせて80人が参加しました。

子どもたちは、防災士や県砂防ボランティアから説明を受けながら土石流やがけ崩れの模型を使い、災害が起こる仕組みを学んでいました。

「(土砂崩れは)防止するものがあっても、崩れるときは崩れるので注意したい」

このほか、いざというときに備えて、公衆電話から災害用伝言ダイヤルを使う体験や、段ボールベッドの寝心地を確かめるなどしていました。

「床で寝るよりは気持ちよかった」

また、住民を対象に地区の防災計画を考える講座も開かれました。