任期満了に伴う大町市長選挙が28日に投開票されます。

立候補したのは、届け出順に、いずれも無所属の新人で、元県職員の柳原健(やなぎはら・つよし)さん56歳と、前市議会議員の植松悠一郎(うえまつ・ゆういちろう)さん45歳の2人です。

5期目の現職の引退表明による20年ぶりのトップ交代。それぞれの選挙戦を取材しました。

元県職員・柳原健候補の訴え

柳原健候補:「(市民)一人ひとりの気持ち、思い、課題、そういうものを必ずや市政に反映していきたいといういま強い気持ちを持っております」

柳原健さんは長野市出身で、結婚を機におよそ30年前から大町市に居住。県の企画振興部次長、北アルプス地域振興局長などを務め、今年4月末に退職しました。

豊富な行政経験を基に「新しい風を起こす」と訴え、人口減少問題への対応や観光コンテンツの充実、産業振興などに取り組むとしています。

柳原健候補:「医療や介護、皆さんの安全安心をしっかりと守っている制度についても、しっかりとしたかじ取りをしていかなければいけないと思っています。そのためにはこれまでの行政の継続性、確実性、適格性、そういうものがしっかり求められていると思います」

子育て世代が希望を持てる新たな取り組みが必要とする一方、市政の継続も大事だと訴えます。

争点の1つとなっているのが、2017年に始まった「北アルプス国際芸術祭」。3年に1度のアートの祭典ですが、集客などが課題です。

柳原健候補:「ラストチャンスという思いで、本当に一生懸命、これについては本当に成功を収める、当初の目的を達成できるようなものにすべく、一生懸命取り組みたい」

21日の出陣式には、現職の牛越徹市長も出席。牛越市長の後援会が選挙活動を全面的に支援し、地元の商工団体や農業団体、連合長野などの推薦も取り付けました。事実上の後継との見方については。

柳原健候補:「私は全くそう思っていなくてですね。良いもの(事業)はさらに伸ばしていけばいいし、見直すべきものはしっかり見直す。私の目でしっかりと吟味をして、責任を持った判断をしていきたい」