素朴なギモンなどをきっかけに現地を取材する「ききミミ!調査報道班」。喬木村で、毎年この時期に開かれていた「くりん草まつり」が中止になりました。なぜなのか、実際に行ってみると花は咲いていたのですが…。

喬木村の九十九谷(くじゅうくたに)森林公園。今年はいつもと様子が違います。
愛知県から:「例年この時期に来るもんですから、楽しみに来たら、そこの角を曲がった瞬間、ここを見て、あれ?今年はどうしたと」
30年前に有志が植え始めたというクリンソウ。
喬木村の「村花(そんか)」で、公園では毎年この時期に数万株という花が一面を彩っていました。
しかし、今年は花の生育が良くなく管理をしている愛好会では、恒例の「くりん草まつり」の中止を決めました。

会長の森岡かず子さんに原因を聞いてみると…。
くりん草愛好会会長 森岡かず子さん:「原因は去年の猛暑。会員のほとんどが75歳以上で、暑い中で作業してもらうということもできなくて。草が伸びた、その草が覆いかぶさって、みんな蒸れて、根腐れをして株がなくなった」
愛好会が会員の減少と高齢化に直面する中、厳しい暑さが追い打ちをかけた格好です。きのう、森岡さんは村役場を訪ねました。今後の維持管理をどうしていくか村と話し合うためです。

くりん草愛好会会長 森岡かず子さん:「今まではくりん草愛好会が中心になってやってきたけれども、村が中心になってやってくれて、それに愛好会がお手伝いができたらいいかな、とも考えている」
住民による管理の限界を訴えた森岡さんに対し、村もどんな支援ができるか検討する姿勢を示しました。
喬木村産業振興課 林浩樹課長:「村としても村花なので、何とかしたいという思いはある。詳しい内容を聞いたので、それぞれの担当が、どんな支援ができるか、村としてどう考えていくか今後整理していきたい」
くりん草愛好会会長 森岡かず子さん:「いまの現状から言って、いま咲いているところを守っていくだけが限度かな。それを村が支援してやっていただければありがたい。この花を絶やしたくはない」

各地で進む高齢化と、近年の異常な暑さという現状。観光資源や文化を持続可能なものとするため、試行錯誤が続きます。















