(阿部知事)「全県に医療非常事態宣言を発出します」


今年も猛威を振るった新型コロナウイルス。

「3日連続で過去最多を更新です、県内で新たに441人が」

「きょうも過去最多です、県内では新たに3649人が」

「県内で新たに過去最多の4328人が感染していることがわかりました」

変異を繰り返し、感染は予想を上回るペースで広がりました。

影響を受けたのは、医療現場。

確保病床使用率は、最も高かったときで7割を突破。

家庭内の感染などで、医療従事者が不足する事態にも陥りました。

この1年の死者の数は、すでに去年のおよそ6倍に。

そのほとんどが、65歳以上の高齢者です。

感染を防ぐため、老人ホームでは、面会制限を継続。

予防に細心の注意が払われました。

一方、今年のニュースでたびたび使われた言葉が、「3年ぶり」。

これまでの方針が転換され、3年ぶりに行動制限がなくなりました。

お盆休みも、県内には帰省客や観光客の姿が。

(3年ぶりに夏祭りも復活)

そして10月以降は「外国人観光客」の姿も。

信濃町ではー。

「香港から、香港にはスキー場がないから」「3年間スキーができなかったんだ」

「3年前に初めて来てまた来たの」

「コロナのせいで来ることができなかったんだ」

(添乗員)「本当に久しぶり、香港のお客様すごく大好きなんですけど、日本の雪とかね、特に冬の時期」

新型コロナのいわゆる「水際対策」に伴う外国人観光客の入国制限が10月に緩和。

この日は香港から74人のツアー客が宿泊していました。

(本山秀明マネージャー)「きのうから香港のお客さんが2団体きている、19242組で74人、同じ旅行会社から、明後日もう1団体来るので」

制限緩和前の9月にはまったく外国人の姿がなかったホテル。

予約はコロナ前の水準に戻りつつあります。

「全国旅行支援や修学旅行が今までキャンセルになったのが今のところそんなにキャンセルもなく来るということで、2019年並みくらいには予約ベースでは同じような感じで推移している、インバウンドのほうも同じかそれ以上のリクエストだけは来ている」

海外からの観光客など長期滞在者向けのフロアを設けるなど準備を進めてきたホテル。

宿泊客の利便性のために24時間営業の無人コンビニエンスストアをオープンしました。

スマートフォンをかざし、商品を取ってゲートを出るだけで、クレジットカードから代金が引き落とされる仕組みで、将来は外国人宿泊客へのサービスを見据えています。

「インバウンドも解禁されましたし、WITHコロナということで旅行が昔みたいに戻ることを期待しています」

コロナ禍も来年で4年目。

私たちの暮らしは、これからどう変化するのでしょうか?