信州大学などは独自に開発した技術を使って、インドの農村地域で安全な飲料水を供給する浄水実験を行いました。


浄水実験はインドの農村で半年間行われたもので、信大などの研究チームが独自に開発した水以外の物質をほとんど通さない「逆浸透膜」を使ったシステムが使われました。

手動のポンプで浄水できるため、電力不足の地域でも使え、汚染された水を通すだけで有害物質や細菌などを取り除けます。


大学によりますと、実験の結果、これまでの膜と同じレベルの水質を維持できたとしています。


信州大学・遠藤守信特別栄誉教授:「この優れた浄水器の技術を早く社会実装を実現して、日本初の材料技術として人類貢献したい」


災害時の活用も見据え、来年度の商品化を目指しています。