登山者が山でクマの被害に合わないための講習会が松本市で開かれました。

クマ対策員の瀧井暁子さんによると「バッタリと出会わない」ことが重要だといいます。

クマ対策員 瀧井暁子さん:「(出会わないために)3つお話します。音を出す、意識する、引き寄せない。クマの人身事故の多くが、道が若干カーブしているところ。やぶが存在しているところで実は起きています」

また、クマは食べ物のにおいに敏感なので、ゴミの処理にも注意が必要です。
クマ対策員 瀧井暁子さん:「人を恐れずにテントの中のごみや食べ物をとるためにテントを襲って、中の人がけがをしてしまった。実際に上高地の小梨平で起きた事故です」

クマ鈴は効果があるのか、との質問には。
クマ対策員 瀧井暁子さん:「クマ鈴は効果があります。食べ物と鈴が結びついていれば非常に危険なんですが、今のところそういうクマはいませんので、安心してしっかり音を出してください」
講習では、万が一襲われた場合に備え、首と顔を守る訓練も行いました。

講習会は登山道でのクマの目撃が相次いでいることから県が初めて企画し、140人が参加しました。












