JR東海は、リニア中央新幹線の総工費について、建設資材の物価高騰などを受けて2023年の見通しよりおよそ4兆円膨らみ、11兆円になるとの見込みを明らかにしました。
JR東海は、品川~名古屋間で工事が進められているリニア中央新幹線の総工費について、改めて精査した内容を29日公表しました。
内訳は、鋼材やコンクリートなどの建設資材の価格や労務費などの高騰を受けて、2.3兆円増加します。
また、これまで掘削したトンネル区間で、当初の想定よりも、もろい地質の場所が見つかっていて、対策工事が必要なことなどから1.2兆円を追加しました。
これにより、総工費は2023年の見通しよりも、およそ4兆円膨らみ、11兆円になるとしています。
開業の時期については、静岡工区のトンネル掘削工事で着手の見込みが未だに立たたないため、現時点では見通せないとしています。












