長野県中野市で男女4人が殺害された事件で、死刑判決を受けた青木政憲被告の弁護団が27日に控訴しました。

事件は2023年5月、住民の女性2人と警察官の男性2人がナイフや猟銃で殺害され、青木政憲被告が殺人の罪などに問われました。

2025年10月14日に長野地裁で開かれた裁判員裁判の判決公判で、青木被告は死刑判決を受けました。

判決後の弁護士による接見で、青木被告は当初「控訴したくない」との意向を示していましたが、弁護人によりますと、弁護団の控訴の思いに被告も賛同したとし、
27日午後に長野地裁で手続きを取ったということです。

控訴の理由については、「弁護団としては死刑判決に不服があり、被告に心神耗弱があった」としています。