長野県松本市内の小学校で、昨年度児童が同級生の暴力や暴言で不登校となり、第三者でつくる調査委員会が「いじめ」と認定したことが分かりました。
調査委員会の報告書によりますと、被害にあったのは当時小学4年生の児童です。
調査委員会では、児童側から申し出があった同級生による「死ね」という言葉や、パーカーのフードを引っ張られたり、複数回、首を締められたりしたという行為について、いじめと認定しました。
また、被害を受けた児童は担任に訴えたにもかかわらず、10日以上聞き取りがされず、その後、長期の欠席になったということです。
調査委員会は、「学校の初期対応の遅れが子ども同士の問題を複雑化させ、対応を担任1人に委ねたことは危機意識が足りなかった」として学校に対し、より踏み込んだ対応を求めました。
臥雲市長は会見で「学校現場・教育委員会とも再発防止に努めていきたい。今後も保護者からの声があれば適切に調査をしていきたい」と述べました。