滝沢農園は、苗作りから乾燥・籾すりまで一貫して行っているため、コストダウンが可能な部分もあり5キロ3780円で新米を直売しています。

去年は10キロ4500円、5キロにすると2250円だったのでこれでも大幅な値上げです。


20ヘクタールでコメを作るためには、もみを判別する300万円の機械や稲刈りの時だけ使う1000万円を超えるコンバインが2台など設備投資が必要ですが、これまでは更新に躊躇(ちゅうちょ)するほど利益が出なかったということです。

滝沢智穂さん:「一般の方が買っていただけてこちらも作りやすい関係になれば新しい農家も増えやすい。そういう関係になれれば。(これくらいの値段ならこれからも米作りできますか?)はい。頑張ります」

学校給食にコメを納める小松さんも適正な価格でよいコメを作ることが将来につながると希望を持っています。

小松一輝さん:「おいしいお米食べればコメ離れの心配ないですよ。僕自身もこの活動始めたのが30手前ぐらいなので、10年後20年後また僕と同じような気持ちの子どもたちが出てきて、帰ってきてくれたら」