長野県川上村出身の宇宙飛行士、油井亀美也さんが国際宇宙ステーションに滞在するの合わせて、宇宙に打ち上げられた酒米などを使って、日本酒が造られることになりました。
「宇宙米」から日本酒を造るのは、長野県酒造組合佐久支部に加わる13の蔵元です。
県酒造組合佐久支部の高橋寿知支部長は、「プロジェクトは油井さんが宇宙に再びいくというニュースを見た会員の一人が、宇宙にいった酒米で酒を作ってみたいという夢から始まった」と話します。
酒米や麹菌、酵母菌などは、8月24日に宇宙飛行士の補給物資などとともに国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられました。
油井さんとともに宇宙を旅した米や麹菌を使うことで、地域を盛り上げたいとしています。
発案者した大澤酒造の大澤実さん:
「酒を飲みながら宇宙ってこうなのかなと、漠然とでもいいから感じていただきたいし、私も仕込んでいる時はそういう気持ちで挑みたい。もう本当に夢とロマンだけです」
材料が地球に戻ってきたあと、それぞれの蔵元で日本酒を醸造する計画です。