上田市の家具製造業「武田建商」が、長野地方裁判所上田支部から破産手続き開始の決定を受けました。
決定は、10日付けで、負債はおよそ5000万円と見られています。
民間の信用調査会社・帝国データバンク長野支店によりますと、上田市築地の「武田建商」は1990年11月に設立された家具の製造業者で、主に建築会社から、テレビ台や棚など造作家具の製造と取り付け工事を請け負っていました。
しかし、2003年頃から競合の激化などから受注が低迷する中で、安値での受注を余儀なくされたことから収益が悪化し、資金繰りがひっ迫していました。
公租公課などの未払い金が膨らむ中で、先行きの見通しが立たないことから事業の継続を断念したということです。
負債はおよそ5000万円と見られています。