飯田市のギフト用品小売りの「シャディギフトはら」が9月5日、長野地裁飯田支部から破産手続き開始決定を受けました。

民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、「シャディギフトはら」は1993年9月に設立されたギフト用品の小売業者で、飯田下伊那地区における葬儀場の運営業者と契約し、葬儀の返礼品といった各種ギフト用品の販売を手掛け、2019年2月期には年間の売り上げ高はおよそ1億8000万円を計上していました。

しかし、新型コロナウイルスの影響による葬儀の縮小などから受注が減少し、2024年には主力の得意先との契約が解除され、2025年2月期の年間売上高はおよそ8700万円にとどまっていました。

設備投資や赤字補てんなどで債務が増加する中、資金繰りがひっ迫し、先行きの見通しが立たないことから今回の措置となりました。

負債はおよそ5600万円だということです。