食卓に欠かせない定番食材の一つ、タマネギ。9月(9月1~3日調査)の販売価格は、平年より上がっているといいます。また、猛暑や水不足の影響で、大きさにも変化が起きているようです。


長野市三輪の住宅街にあるカレー専門店。
人気メニューは、チキンキーマカレー(「魅惑のチキンキーマ(サラダ付き)」1200円)です。


カレーに欠かせないのが、タマネギやジャガイモなどの野菜ですが…。

Glassano 風間悦子さん「タマネギ、ジャガイモ、ニンジンが今高いです」


軒並み価格が上がっているといいます。さらに・・・。

Glassano 風間悦子さん:「新タマネギが出たときは大きかったが、今小さくなって。そうなると(玉数を)使いますね。むく時間がかかる」


今年は小さいタマネギが多く、仕込みにかかる時間が増えているといいます。

Glassano 風間悦子さん:「大変ですね、うちも(価格を)上げたいんですけど。お客さんのことを考えて、価格はそのまま継続はしているが、そろそろやっぱり大変になってくるかな…」

飲食店だけでなく、食卓にも欠かせないタマネギ。
長野市の青果店では。


ファーム大澤屋 坂口大さん:「去年と比べると40%ぐらい(販売価格が)上がっている。(要因は)暑さ、雨の少なさ。雨が少なかったせいで、大玉にならずに小玉傾向が続いています」

実際に比べてみると、10センチほどの大玉に対して、小玉は4~5センチほど。


さらに夏休みが明け学校給食が再開したため、需要が高まり価格が高騰したといいます。

ファーム大澤屋 坂口大さん:「現状ですと、回復の傾向はない」


青果店によりますと、少なくとも産地が切り替わる2026年春頃まで、タマネギの高値や小玉傾向は続く見通しだということです。