石綿の飛散を防ぐための措置を取らなかったとして愛知県一宮市から行政処分を受けた名古屋市の産業廃棄物収集運搬業者が、長野県知事からも許可の取り消し処分を受けました。

20日付けで、産業廃棄物の収集運搬業の許可を取り消されたのは、名古屋市港区のサーライン株式会社です。

サーライン株式会社は、一宮市にある産業廃棄物の中間処理や積替えのための保管施設で、石綿の飛散防止措置を施すよう4月14日付けで市から措置命令を受けていましたが、期限となる5月14日までに対策が取られなかったことから7月23日付けで、許可の取り消し処分を受けました。

サーライン株式会社は、2023年10月に長野県内でも産業廃棄物の積み下ろしをするために、知事の許可を受けていましたが、一宮市で処分を受けたことから、廃棄物処理法の欠格要件に該当したとして、県も20日付けで許可を取り消しました。