絶滅したライチョウを復活させる取り組みが続いている中央アルプスで、昨年度の1.4倍にあたるおよそ190羽の生息が確認されました。
環境省によりますと、今年4月から先月まで行ったニホンライチョウの調査で、中央アルプス全体で83のなわばりが確認され、190羽が生息しているとみられることが分かりました。

昨年度の調査より、なわばりは25か所、個体は60羽多く、およそ1.4倍に増加しました。
また、中央アルプス最南部の越百山でも初めてつがいと卵が確認されました。

国の特別天然記念物の二ホンライチョウは、絶滅危惧種に指定されていて、一度、絶滅した中央アルプスでは2020年以降、復活させる事業が続いています。